2011.01.23 湯基入(トウギリ)、棒ノ折山(GPS講習会)

【日 程】2011.01.23(日)
【ルート】飯能(バス)諏訪橋BS−トウギリ南岸尾根−黒山−ゴンジリ峠−棒ノ折山(往復)
     −ゴンジリ峠−岩茸石−トウギリ北岸尾根−お堂(神通殿)−名栗川橋BS(バス)飯能
【メンバ】武蔵野市山岳連盟指導部講習会参加者14名+講師(私=和名倉山の住人)
【天 気】晴れ
【報 告】
 今日はGPS講習会を企画した。個人持ちも合わせて全部で9機のGPSで参加者が15名。機種は、eTrexVistaHCx、Colorado300、Oregon400t、Dakota20*4、Oregon450、Oregon450tcこのうち最後のOregon450tcだけが純正日本語版(E氏所有)、Oregon400t、Dakota20、Oregon450は、英語版を、TKA.jpのPOI2500.exeで日本語化したもの。ルートデータは私が作成し、各GPSへ転送しておいた。E氏所有のOregon450tcへは、現地で無線通信で送った。
 飯能駅8:20発のバスに乗車。斜向かいの席に座った子連れの方の背負子にGPSロガーがぶら下がっていたが、その背負子に、ヤマレコの案内ビラが付いていた。興味があったが、当方は諏訪橋BSで下車してしまい、話しをお聞きできなかったのだが、下山途中で再びその方にお会いできて、無料登録して利用できる旨をお聞きした。
 諏訪橋を渡るとバイパス道の先に獅子舞の舞台がある諏訪神社がある。ここは日影で凍りついているので、日なたの広場で、GPSの電源を入れ、準備体操をしてスタート。尾根の取付きは、川が近付いて来た所の西側。ゴミの集積小屋のような所の横を入り、最初の洗礼の急登が迎えてくれる。とは言っても40mも登れば尾根の上に出て、歩き易い道になる。
 今回のGPSは地図が表示されるので、現在地を確認しながら登る。あらかじめルートを入れてきたが、GPSのルート設定を直行にしておかないで、時間優先や距離優先にしてしまうとオートルートしようとするが、今回のように登山道無いルートでは、ルート検索に失敗するので、直行にしなければならない。
 今回の登りの尾根は、全体的には緩やかな尾根ではあるが、それでも所々急な所がある。GPS画面のスクリーンキャプチャー(画面保存)したり、しながら登ったので、結構時間も掛かり、黒山に着いたのは12:08だった。当初は棒ノ折山頂で昼食を予定していたので、ここではあまり長居はせず、先を行く。ところが、目前に黒い足が見え、すわっ熊かっ!と思ったが、何と黒っぽいニホンカモシカだった。こんな低山にもニホンカモシカが居るんですね。(以前、大塚山の鉄五郎新道で見かけたので、低山に居る事も納得できるが、でもやっぱりちょっと驚きでもある。)
 昨年は、棒ノ折の登りで雪が凍っていたが、今年は全く雨が降っていなくて、乾燥している。寒さのため、霜柱が凍ってはいるものの、その上に土が乗っているので、アイゼン無しでも滑る事は無い。棒ノ折山頂は6,7パーティはいただろうか。15-6人の大人数のパーティも居た。展望は北に日光の雪山が、南には、スカイツリーが黒いシルエットで見えていた。ただ雨が降っていないのと、風が弱いので、霞が掛かってぼやけている。
 山頂で40分休憩後、ゴンジリまで戻り河又方面へ下山開始。岩茸石を左から巻いて下りて行き、トウギリ林道を横断して、最後のピークを登ったら北東へ下り、再び林道を横断。3度目に林道に出た所で、ヤマレコ親子に、また遭遇し、お話しを聞く。ここから林道を右へ辿り、切通しになっている所から尾根に入る。切通しの左右を覗いてみると、右手は急に下っていってしまう。左は藪っぽいが行けそうなので、左から入り尾根を東進する。この尾根は歩いている人もグッと少ない様で、倒木や木の枝が散乱して歩き難い。しかし、藪漕ぎは少ないので、結構歩ける。
 下るに連れ尾根が広くなるが今回はGPSを見ながら下り、右下に神通殿のお堂が見えて来ると、今回のルートの終了点も近い。大松閣を見ながら下り、鳥居を過ぎて、左手の民家の庭先をすり抜けて舗装道へ。あとは、これを下り、バイパスを横断して先の名栗川橋を渡れば、名栗川橋バス停の地蔵に出た。右にはトイレがあるが、バス待ちが20分あると思ったら、遅れていたバスが来て、休む間もなくバスに乗車して帰った。


赤:Dakta20の軌跡(トラックデータ)
青破線:事前に作成したルートデータ

歩数は、約25,000歩