2009.4.18 生藤山(サクラお花見)

【日 程】2009.4.18(日帰り)
【メンバ】和名倉山の住人、他14人
【コース】上野原8:10(バス)-井戸BS-軍刀利神社-軍刀利山(昼食)-三国峠-生藤山-(巻道)-
     三国峠-甘草水-佐野川峠-登里(鎌沢)-和田BS14:35-藤野14:59
【天 気】曇りのち晴れ

 上野原7:30集合で、バス停に向かうと、もう既に40人以上並んでいて、驚いたが、この列は飯尾から坪山へのハイキングバスの乗客だった。恥ずかしながら坪山という山を知らなかったが、坪山は、ヒカゲツツジの名所だそうで、今日はハイキングバスが3台出るそうだ。一方、我々が行く生藤山のバスは、駅の入口側で、こちらも40人位はいるようだ。バスは8:08発だが、30分以上前に集合して、バス待ち行列の先頭の方だったので座る事ができた。
 立ち客も沢山いてほぼ満員状態で出発。だが、我々以外は、皆、終点の一つ手前の石楯尾神社前で下車。終点の井戸BSまで行ったのは、我々だけだった。初めて参加される方もいるので、バス停で各自自己紹介。トイレも澄ませて出発。綺麗に舗装された車道沿いに行っても良いが、先頭のYukiさんの勘で、右手の狭い道に入り、民家の間、菜の花畑を通って、軍刀利神社の入口の鳥居に出た。鳥居の前では、男性2名が、幟(のぼり)の設置をしていた。鳥居の後ろにサイカチの樹という古木があった。
 ここからは、この奥にある神社の参道で、舗装されているが結構急坂で、これを登っている間に、宮司の運転する自動車に追い抜かれた。この先、車道と分かれて、右手の急な滑りやすい階段を登ると軍刀利神社に着いた。名前の通り木造の巨大な刀が奉納されている。社務所で先程の宮司に話を聞くと、明日が軍刀利神社の祭典で、白旗史朗さんも来られるらしい。
 神社の先からは、登山道が始まる。暫くは沢沿いに上がって行くが、途中で右手に折れてからはジグザグに尾根を辿り、傾斜が緩やかになると、三国山(三国峠)と軍刀利山の分岐に出る。ここは、昔の地図には無いが、三国峠の巻道になっていて、右が三国峠、左が軍刀利山だ。三国峠側は混んでいるだろうから、軍刀利山で休憩する計画だったので、左の道へ。これが、新道らしく、細い踏み跡になり、赤土の滑り易い登り道になった。木に掴まりながらこれを登ると、三国峠から軍刀利山への稜線に飛び出す。最後の階段を登ると軍刀利山頂に飛び出した。
 山頂には、まだ誰も居なくて、南面に陣取ってコーヒーを沸かして昼食タイムとする。休んでいる間に、他のパーティも登って来たが、そちらのパーティは記念写真を撮ったら、余り長居はせずに下りて行った。我々も記念撮影をしたら、三国峠に向かって下りて行く。峠にはたくさんのパーティが昼食を取っていた。ここはまた戻って来るので、今は素通りして生藤山に登る。左に巻道があるが右の階段状の登山道を登ると990mの山頂だ。狭い山頂に結構沢山の人がいて、若い学生達は、レトルトのカレーライスを食べていた。下山は先の巻道に出るべく山頂から戻らずに先へ下って行く。巻道までは結構下る事になった。鞍部から巻道を戻り三国峠へ。
 三国峠から甘草水を経由して鎌沢への道が、今回のハイライト、ヤマザクラの登山道だ。各自デジカメで写真を撮りながら下山。甘草水の分岐でも休んで、のんびりと歩く。植林の中にヤマザクラの古木が点在しているが、針葉樹に負けないように上へ上へと伸びたようで、桜の木にしては、やけに背が高く、遥か上の方に花があり、首が疲れてします。さらに菌に感染して、花が着かないなど、かつての桜の名所も、今は縮小しているようだ。(その分、坪山の人気が出てきたのだろう。)
 佐野川峠から左に下り、登里(とうり)の集落へ、ここはかつては養蚕などをしていたそうで、桃源郷のような集落だ。休憩所でトイレ休憩の後、鎌沢へ向かって下って行く。車道へ出たら右へ。ヤマメの居る沢沿いに下れば鎌沢BSだが、バスの始発は和田BSなので、左の橋を渡って左岸を行く。鎌沢尾根は、左の茶畑から登れば良い。(以前、年末の忙しい時に、鎌沢尾根から醍醐峠-要倉山へ行ったのが懐かしい。)
 和田BSの陣馬自然センターへは、橋を渡って右手に戻ればすぐだ。臨時のバスも出て、10分程で藤野駅に着いた。

軍刀利山にて。後ろの鳥居は白旗史朗寄贈。
  
左:コクサギ型葉序
普通の互性は、左右交互に葉が出ている(ブンチャ、ブンチャ)に対して、コクサギ型葉序は、左左右右と(ブンブンチャチャ)と葉が出ている。またその名(小臭木)の通り、葉をちぎると臭いにおいがする。
右:大桂(幾つもの木が集まったようだ。)下の頭は貞子の霊ではありません。


甘草水入口のサクラ
登里(とうり)の枝垂れ桜
colorado300軌跡(赤)
軍刀利山で電源を入れたので、井戸から山頂までの軌跡は無い。(青は事前に設定したルート)
生藤山北面巻道が良く分かる。


佐野川峠の道は、2万5千図は かなり間違っているようだ。
青:事前に設定したルート
赤:軌跡(トラック)