住人帰る(和名倉山)

【山 域】奥秩父
【日 程】2006.11.3(金)−4(土)
【コース】三ノ瀬9:05−将監小屋10:30−山の神土−東仙波−和名倉山14:30
     和名倉山5:45−将監小屋−三ノ瀬民宿みはらし9:55
【メンバ】和名倉山の住人(単独行)
【天 候】曇り(夜半に雨がパラつくが、すぐに止んだ)
【報 告】
 塩山よりタクシー幹線経由9300円で、三ノ瀬の登山口へ。一人なので早速歩き出す。
 ムジナ窪(ムジナの巣)で水を補給。小屋へは1時間半で着いた。今日は山頂手前に
幕営予定なので先へ進む。山の神土までは、誰にも会わないが、ここから、和名倉の
登山道に入ると、6パーティ、計7名の人達とすれ違った。高知から来られたご夫婦に
話しを聞くと、300名山を登っていて、残り30座との事。和名倉山も深田クラブの200名山
にも選ばれてからは、ずいぶんと登山者が増えたようだ。

 最後に惣小屋から来られた健脚の単独行氏とすれ違ってからは、誰にも会う事は無かっ
た。今日は、和名倉山に幕営するのは、私一人のようだ。

 それにしても、この数年でひどく変わってしまった。かつては、胸までの熊笹に覆われて
いた所も、鹿の食害のためか、全くの裸の山になってしまった。山頂手前の草原も、今は
土が露出して、石ころも出ているため、テントを張るのに場所を選ばなければならない程だ。
 鹿も、食べ物が無くなった為か?夜中にテントの周りに現れる事は無かった。このまま
だと、東仙波の辺りの笹も食い尽くされてしまうのでは無かろうか。

 帰りの道程でも、たくさんの入山者と出会った。CLUB-ALPSのバッジを付けた19人の
団体さんなど、20年前の和名倉山からは想像も出来ない程の賑わいだ。こうなってくると
オーバーユースも心配になってくる。

 帰りは、ムジナ窪の下で、携帯電話(DoCoMo mova)でタクシーを呼んで、午前中に帰る
事ができた。