京岳−トヤド浅間、熊倉山東峰−北尾根

土日に平標へ行く予定が、中止になり、急遽、トヤド浅間を計画した。
前日に決めたので、他に参加者は無く、山行中も他に1名しか出会わず、単独行
の静かな山行きとなった。

【山 域】南秋川・トヤド浅間、熊倉山東峰北尾根
【日 程】2006.3.21
【コース】京岳7:30−トヤド浅間8:55−浅間峠9:35−熊倉山東峰10:10
     −南郷12:10−(6km徒歩)−本宿13:40
【メンバ】和名倉山の住人
【天 候】晴れ(無風で暖かい。東京、横浜では桜開花日。平年より7日早い)
【報 告】
 今日は、4月上旬の気温とか。薄着で神田を出たが、拝島から五日市線に入る
と、ドアが開く度、結構寒い。
 五日市で、小岩(北秋川)のバスを見送り、次の数馬行きに乗車。京岳で下車し
たのは、私一人だった。下川乗方面へ少し進み、左手のブロック積の法面に上が
る道を辿る。急な植林帯は、足元に枝や枯れた下草が積み重なり歩き難い。
 この支尾根は、トヤド浅間北東尾根の520m付近より北に派生し、南秋川の車道
も迂回しているため、尾根の末端付近には東西を繋ぐような、アンテナなどが設
置されていた。
 北東尾根と合流してから歩き易くなったものの、急登は続く。2回明瞭な登山
道?とクロスした先で、小さな祠のある小ピークに出た。この下りが今回一番の
急な下りだった。高低差はそんなに無かったが、クライムダウンで下る。3回目
の登山道を横切り、さらに登りが続く。
 700m付近で一旦傾斜は緩くなるが、さらに登りが続き、800m付近で再び傾斜が
緩くなると、程なく山頂に到着。山頂は、左右に分かれ、左に祠があり、右のピ
ークから、一旦鞍部に下り、その先で、815mの細長いピークを越えて、上川乗か
ら浅間峠への登山道と合流する。後は大通りで峠へ。
 まだ時間が早いためか、峠にも誰もいない。小休止でパンを頬張り、さらに先
へ進むと、次のピークで登山者に追い付いた。左手の尾根を見ていたので、そち
らから登って来られたのですか?と聞いたが、違うようだった。登山者を追い抜
いて、熊倉山の東峰で休んでいた時、また追い付かれた。
 ここからは、再び登山道を離れ、北に下って行く。1箇所、笹で覆われている
所もあるが、まずまずの道だ。ここは、登りで2回、下りで1回歩いているが、
以前下った時には、右手の矢沢側へ下り、岩場の間を草付きに掴まりながら下っ
た。登りでは、熊倉沢側から474mとの鞍部へ至る作業道を辿った。
 今日は、474mの手前の鞍部から矢沢側へ下るつもりで来たのだが、鞍部まで来
ると、熊倉沢側が、やけにうるさい。カーステレオか何かで、ヘビメタを大音量
でガンガン流しているようだ。まったく、こんな山奥で呆れてしまう。ここは、
やはり計画通り、静かな矢沢側へ下る方が懸命だ。鞍部からは、右手の植林帯を
足元のふかふかな土に潜りながら下る。ここは、岩場の崖も無く、川原に降り立
った。
 大きな石伝いに対岸の林道に上がり、後は林道を北に辿り、学校の先で南秋川
の車道へ上がる。南郷のバス停で、靴に入った泥や木の枝を出して、身支度を整
えてから、さらに本宿までの6kmを歩く事にした。何しろ、休日は、11時頃から、
2時半過ぎまで、3時間もバスが無いのだ。80分の道のりで本宿へ着いて、北秋
川側からのバスに乗車して、駅に向かった。