あけましておめでとうございます。杉浦@横河です。
 今年最初の藪山に行って来ました。メンバーは昨年の正月に酉谷山に行った
渓さんと私の2名。初雪、初藪を楽しみました。

【山 域】長沢背稜・七跳山、大平山
【日 程】2006.1.2−3
【コース】東日原8:10−ヨコスズ尾根−一杯水11:30−七跳山−酉谷方面縦走路
     −天目山林道−大平山−大ドッケ−栗山11:46
【メンバ】渓さん、和名倉山の住人
【天 候】1/2雪、1/3晴れのち雪
【報 告】
 長沢背稜から北面秩父側は、本格的な藪山を楽しめるが、日帰りは困難で、
テント泊となると、雪のある時期の方が水の心配が無い。しかし、この冬は、
東北地方、日本海側は大雪だが、太平洋側は12/4に降ったきりで、乾燥し切っ
ている。仕方なく、水2Lを持っての登山となる。

 いつも通り、渓さんがコンロ+燃料、私がテント担当。奥多摩7:45着だが、
日原方面バスは、休日ダイヤで、8:30まで無い。京王タクシーで行くことにし
た。京王タクシーは、2台とも客が6人乗車可のワゴンタイプになっていた。
(料金は通常と同じで、東日原まで、2740円だった。)
東日原着8:10頃で、すぐに歩き出す。雲行きが怪しい中3時間程で、一杯水に
着いた。ここからは、雪も本降りになって来た。

 一杯水から酉谷方面へ、長沢背稜を西進。天目山の西側登山口、ハナト岩を
過ぎ、2、3本尾根を回り込んだ所で、七跳山下に着いた。左はゴンバ尾根の
入口だ。ここを道標の右から北上して、七跳山へ登り出す。最初は右手の尾根
を登り、途中で左手へトラバースするも、そのまま下って行きそうだったので、
右折して頂上を目指す。頂上には、三角点があった。

 南から北上しているつもりだったので、登って来た道の延長線を下ったが、
立派な登山道に飛び出してしまった。渓さんは、酉谷への縦走路へ出たのでは
ないか?と言われたので、コンパスを出すと、北東に向いている。天目山林道
から酉谷方面への道でも新たに出来たのかと思い、そのまま直進する。

 やがて、左に曲がるようになり、西向きに変わった。これは、やはり渓さん
の言われるように、酉谷への縦走路へ出てしまったようだ。雪も本格的に降り
続いているので、今日は、この辺に幕営する事にした。運良く尾根の北側に、
船窪状の平坦地があり、ここへテントを張った。夜中に風が強くなったが、ここ
は、静かだった。しかし、私の下に倒木があり、結構背中が痛かった。

 3季用ダウンシュラフに、羽毛服、テントシューズだったが、足元が寒かった。
 明け方の気温は−10度。星が出ていて快晴のようだ。凍りついたテントをザッ
クに押し込み、明るくなり始めた6:30頃に出発。昨日下りて来た道を登って、再
び七跳山へ。ここから北東に下る。鹿の踏み跡を辿り、北東に下ってから、右折
して東へ。最後は笹藪の中を急下降で、天目山林道に降り立った。

 ここから、大平山へは60mの登り。その先は、笹薮の中に踏み跡が続いている。
時折笹がうるさくなるが、足元を探せば、踏み跡は付いている。しかし、笹の上
の雪を、ストックで払いながら進むので、いい加減、手が疲れた。1469mを下っ
てから北上し、1315mの手前から右手に植林帯があり、下れるかとも思ったが、
地図を見ると、その先は谷になっているので、もう1つ1315mのピークを越えて
から右に下る事にした。

 暫く下ると尾根らしくなって来て、さらに下ると右手が伐採地(植林中)の縁の
急下降になり、送電鉄塔の下で林道に飛び出した。あとは、工事中の林道を下る
が、これがブル道のようで、結構急坂の道だった。その後、民家も現われ、舗装
路になると、暫くで栗山バス停に到着。バスの通過予定時刻を1分過ぎていたが
バスは若干遅れていたようで、直ぐにバスがやって来て乗車。結局我々2人しか
乗っていないバスで、西武秩父駅へ。西武秩父へ着いた時には、雪も本降りに
なっていて、仲見世のラーメンで暖まった。今年も充実した正月山行となった。