大菩薩、長峰(ながね)

 大菩薩の長峰を歩いて来ました。武蔵野のTさんから声を掛けていただき、
武岳連の交流登山で介山荘に集まるので、これに合わせて、行く事にしました。

 土室川と葛野川に掛かる2つのダムのおかげで、かなり昔と様子が変わって
しまったようだ。深城の小金沢橋へは下山不可。その先の拓道橋へ下りる事に
した。ここも、現在R139は、深城トンネルで抜けているため、旧道となってし
まった拓道橋はゲートで封鎖されていたが、登山道はこの旧道に下り、拓道橋
を渡って、ゲートの右を抜けて、深城トンネルの前に出る事が出来る。

【山 域】大菩薩、長峰(ながね)
【日 程】2005.10.2(介山荘朝出発)
【コース】介山荘6:30−石丸峠−白草の頭−カネツケの頭−七本木山の神−
     拓道橋14:00
【メンバ】和名倉山の住人、他7名(むさしの山岳連盟加盟団体混成隊)
【天 候】晴れ
【報 告】
 5:30日の出を見て、6:00朝食の後出発した。熊沢山を越え、石丸峠から一登
りしてから左に牛の寝の道を辿る。暫く下った所に、まだ真新しい道標があり、
長峰(道跡不明)と書かれている。ここが入口だ。初めのうちは、笹もおとなし
いが、1670m付近から道が東向きになる辺りから猛烈な笹薮となる。普通笹薮の
中を直登しているのが一般的だが、ここは、ジグザグに道がついている。体を
半身にして、ザックの背中で笹藪を押し倒しながら進むが、これが結構疲れる。

 ジグザグを繰り返しながらも、徐々に道は東に向かい、やがて南東に曲がっ
た辺りで、やっと尾根らしくなって来た。この先1370mのピークは南面を巻いて
いる。ここで、右に行く道と左に上る道に分かれたので、ここは左の道を進ん
だ。一旦北に向かって1370mを巻き終わると、再び尾根に復帰した。

 この先も、所々、藪のトンネルになったりしたが、微かな踏み跡を拾いなが
ら、注意深く進む。道を外したと思ったら直ぐに探すのがコツだ。1310mの細
長いコブを越えると、次は白草の頭だが、これは、ガイドブックにもあるよう
に、南側を巻く。白草の頭の南の支尾根を越える所で、左に登ると三角点があ
った。皆は薄くなった巻き道を拾いながら進んだが、私は三角点を確認後、東
に、消えた踏み跡を探しながら進み、少し先で皆と合流した。

 ここからカネツケの頭までは、相変わらずの藪だが、その先は、だいぶ藪も
薄くなったようだ。さらに100m程下ってから一旦尾根の北面に移り、1020mの平
坦地を左下に見ながら下って行く。62年発行の地形図にある道より、少し上(南)
を行っているようだ。

 再び尾根に乗って少し下ると、七本木山の神に出た。ここから左手の赤布に
従って下りて行く。やがて右に「至る深城」と書かれた道標が現われたが、こ
れが、小金沢橋を指すと思い、左手の尾根へ進んでしまい、この尾根が北に向
かって、ダムまで下っている尾根だと判かって引き返した。深城の道標に沿っ
てトラバース道を下って行くと、最後は急な尾根を辿り、拓道橋の手前に出た。