大菩薩、砥山(素敵な廃道)

 大菩薩の砥山への廃道を辿って来ました。

【山 域】大菩薩、二本木−砥山−上日川峠
【日 程】2005.10.1(介山荘泊)
【コース】塩山8:00−一葉の路(県道201)−二本木−高原荘10:00−廃道−
     砥山12:20−上日川峠12:40−介山荘14:15
【メンバ】和名倉山の住人
【天 候】晴れ
【報 告】
 朝一の電車に乗り遅れ、塩山に着いたのは 7:50。7:30のバスが行った後は
9:30までバスが無い。仕方ないので、塩山駅北口に回り、県道201号を歩く事
にした。まずは、左に甘草屋敷を見ながら進み、R411を横断、なおも201を進
む。この県道201は、青梅街道R411と平行していて、途中の中萩原が樋口一葉
の親の実家があるとかで、一葉のみちと呼ばれている。途中にはパルプの原料
の木のチップを作っている工場などがある。

 車道歩きにいい加減飽きて来た頃、二本木のバス停を過ぎ、左手下、重川の
対岸に大菩薩の湯の駐車場が見えて来た。ここから右手に『ことぶき牧場』を
探すが、見つからず、代わりに「高原荘」の看板が見えた。この高原荘テニス
コートの入口の道を入る。直ぐに道なりに左折して左手に飼料工場のような、
廃工場を見ながら車道を進むと、後ろから軽トラが来て、何処へ行くのかと聞
かれ、砥山までと言うと、通行止めだとの事。途中崩壊地があり高巻きが必要
とアドバイスしてくれた。軽トラは右に分かれて行ったが、なおも直進し、左
手の沢を渡って道が左に曲がる手前に、沢沿いに直進する砂利道があり、これ
を5-6m進んだ所で左の沢へ下りる。「鉄板の工事用足場を組んだ橋」があった。

 コンクリの小さな堤防の上を渡って右岸へ。ここに、登山道通行止め、崩壊
箇所あり、復旧未定の看板があり、ここから登りだす。暫くは、枯れ枝などが
うるさいが、中へ入ると結構しっかり道は残っていた。いつ崩壊地へ出るのか
と思いどんどん登っていくと、右下に林道工事の現場が見え出した頃、ちょっ
としたガレ場が現れ、その先が、大きな崩壊地になっていた。しかし、この上
部では、作業員の人達が、崩壊地に杭を打ったりして、下の林道まで崩れない
ような対策をしているようだった。ここを高巻いて、なおも行くと、南面の巻
き道が多くなるので、あきらめて左へ直登し、尾根の上を行く事にした。

 ここまで来ると尾根の上の方が歩き易く、程無く林道を横断。さらに舗装さ
れた車道に飛び出した。これを左に辿れば、上日川峠だが、目の前の砥山に登っ
てから峠へ下る事にした。峠へ着くと、武蔵野の山仲間が休憩していたので、
ここで皆と合流し、介山荘へ向かった。