今年3回目の雲取山に二軒小屋尾根から登ってきました。朝の奥多摩駅で
は、ワッペン効果で、泥助さんからFYAMAerですかと声を掛けていただいたの
ですが、3:30起きで、まだ目が覚めていなかったので、ボーっとする頭でつれ
ない返事しかできずに、すみませんでした。

 日原の最奥部は、紅葉もとてもきれいでしたが、帰りの青梅街道は、紅葉見
物の帰り車で渋滞し、バスは30分も遅れて駅に着きました。これなら日原側へ
下山した方が良かったかも知れません。

【山 域】奥多摩
【コース】日原−二軒小屋尾根−芋ノ木ドッケ−雲取山荘−雲取山−留浦
     8:00        12:25     13:15   13:43  16:35
【日 程】1999年11月6日
【メンバ】単独
【天 候】晴れ

 今週の日曜日と同じく、朝一の電車で奥多摩7:15頃着。日曜は7:30のバスが
あるが、土曜は8:00まで無い。しかし、人が沢山いたので7:35臨時のバスが出
た。今回も川乗橋では7人下車したが、倉沢で下りる人は無く、残りは日原
へ。東日原から延々と林道歩きが始まる。この辺は紅葉にはまだ早いが、日原
のシンボル、稲村岩を眺めながらスタスタ歩く。

 孫惣谷の分岐を過ぎ、谷が開けて来ると、朝日に照らされて、見事な紅葉に
周りを取り囲まれて、自分が紅葉のど真ん中を歩いているのに気がついた。
 唐松谷の下降点に車が数台、大ダワ林道の入り口には10台程の車が止まって
いた。ここから長沢谷に下りて、右岸に渡ってから大ダワ林道の登りが始ま
る。この付近の2万5千図(平10.7)は、完全に間違っている。1280m付近で二
軒小屋尾根を乗越すように書かれているが、実際はエアリアマップの通り
1130mの鞍部で乗越している。道はエアリアの方が正確だが、最近のエアリア
奥多摩(1999年(3))には、等高線に標高の表記が無くなって使いづらくなっ
た。

 この大ダワ林道が尾根を乗越す所から、二軒小屋尾根の登りが始まる。最初
は、下りもある位の水平道から徐々に急になり、一汗かくと再び緩やかな尾根
になる。1460m付近で右から支尾根が近づいて来るが、この先急登になる前に
1本。右には天祖山がどっしりと立ちはだかり、左右に尾根を広げている。

 1本取った後、しばらく急登になるが1590m付近からは、再び緩やかにな
る。「奥多摩の尾根と沢」にもあるように、鹿の糞が多く、細い獣道が交錯す
るが、迷うような所は無い。1760m付近で右手に尾根が現れ、2重山稜の様な
地形になっているが、2万5千図からも読み取ることが出来ない。「奥多摩の
尾根と沢」に『露岩の二軒小屋尾根を行く』という写真が載っているが、これ
はこの右手の尾根を登っている写真らしい。私は、そちらへは行かず、スズタ
ケの中の道を真っ直ぐ登ったが、急登になり、やがて右手の露岩の尾根と合流
した。ここから最後の一登りで東京都第2峰の芋ノ木ドッケに着いた。

 下山は、大ダワ林道を下りる予定だったが、林道歩きが長いので、雲取山経
由で鴨沢へ下る事にした。先月オープンした雲取山荘でバス時刻を確認するた
めに中に入ると、まだ木の香りが残っている。留浦17:27、もしかしたら16:16
に間に合うかも知れませんよと言われたが、雲取山の登りで息が上がり山頂で
富士山を眺めながら、7分休憩。七つ石小屋の下の分岐でも3分休憩して、後
は日が落ちるのとの競争で、結局、留浦に着いたのは、日暮れの少し前の
16:35。1時間のバス待ちの間に辺りは、真っ暗になった。