android携帯電話 (ideos) GPSロガー検証(1)

androidスマートフォンideosのGPSロガーアプリの検証をしてみた。

第一回目は、バッテリーの持ち時間について。ただでも電池の持ちが悪過ぎると悪評のideos。
無線LANや、3G携帯の通信、GPS受信などが、主なバッテリー喰いの代表だが、GPS検証にGPSの機能をオフにする訳に行かず、無線LANと携帯電話の通信(モバイルネットワーク)を切るようにした。

モバイルネットワークは、[メニュー]*1→[設定]→[無線とネットワーク]→[機内モード]にチェックマークを付ける事で、オフに出来る。無線LANは、同→[Wi-Fi]のチェックマークを外せば良い

 *1:メニューはHome(家のキー)を押し、その左隣の横線が4本のキーを押せば、メニューが表示される。

この状態で、GPSロガーのアプリを起動して、ログ開始をタップしてログ開始の下が緑色の表示になればOK。
これで、デイバッグの肩ベルトに付けて、朝7時から夜19時までの12時間記録を取った。この12時間で、バッテリー残量は13%に減っていたものの、バッテリー切れにはならなかった。(日帰りのハイキング程度には、使えるかと思う)

今回の条件は、バックライトは消えるように省電力の設定のままで、会社に着いても ideosの電源は切らず、GPSロガーのアプリもONしっ放し、会社でも、机の下にバッグを置いていたので、GPSの電波は拾っていないと思われる。

電車(中央線)での移動中も、ideosは、結構頑張って衛星を捕捉していたようで、中央線の線路に沿って軌跡が残っている。ただし、軌跡取得の間隔が70秒程と、長いので、中野−新宿−四谷の曲線区間では、直線的に折れ曲がっている。しかし、肝心の位置情報が、遥か遠くに飛んで行ってしまうような事は無く、ちゃんと折れ線の頂点は、中央線の線路に沿っている所が素晴らしい。A-GPSは、携帯電波でアシストされているので、携帯の電波を送受信しない(機内モードに)してしまうと、精度が悪くなるかと思ったが、意外に健闘しているようだ。これなら、山のように携帯の電波が圏外でも、ロガーとして記録を取るだけなら使えるかも知れない。

現在、メタボ解消に2駅歩く事にしているので、帰りは水道橋で下車し、白山通り→まんてんカレー(夕飯)→神保町交差点→靖国通りと歩いたが、ここの軌跡は、まずまずの出来だ。ただ、やっぱり、ログの取得間隔が、70秒以上という事で、結構粗いのは否めない。

また、今回はロガーとしてなので、地図などは表示させていないが、ideosにgoogle mapを表示させて、現在地を出そうとすると、携帯電話の電波を切る訳にはいかず、電池の持ちが悪くなるだろう。また山などでは圏外で使えないとか、googleの地図自体が、山部分は今いちだ。等高線も出るには出るが、見易いとは言い難い。

地形をタップすると


三鷹駅から会社まで。(上の赤は、2011/2/1に会社から武蔵野体育館までのログ、ideosで取得)


東中野からの曲線区間は、、カクカクとした折れ線になっている。(5万図)


朝は神田から中央線に乗車。帰りは、水道橋から白山通り−靖国通りと歩く。
途中で、まんてんカレー(上の図の"都営三田線"の"三"の字の近辺)に立寄る。

2.5万図を4倍拡大
また、須田町交差点のサークルK(上図の赤丸)で買い物をしたので、そこで若干軌跡が南にずれてしまっている。(黄色枠内)実際に歩いたルートは、青線。
左上のパルテノン神殿は、交通博物館を示しているんだろうが、今は再開発中で、工事のフェンスで囲まれてしまった。


おまけ
androidの音声認識で山の名前は認識されるか。
結論、辞書に登録されている地名なら、行けるが、山の名前は難読も多く、辞書になければ、認識できない。
マップアプリでメニューを出し、検索をタップ
右上のマイクのマークをタップ

くもとりやま、てんそさんOK。

一旦、「かわのり山」と認識され、上記の候補が表示され、これをタップすると地図が出る
そばつぶやま、ごぜんやま、ひわだやまはOK

「おてんしょうだけ」と喋ると、「保険証だけ」になってしまった。

「だいてんじょうだけ」と言い換えると、
大天井だけと認識して、大天井岳の候補が出ました。

カムイエクウチカウシ山!
カムエクが成功したので、エサオマントッタベツ岳も
ミツドッケ、う〜ん、『密度っけ』って、音は合ってるんだけど。。。
山の名前(地名)として、辞書に入っていなかっただけでしょうね。
『ミスドっけ』って、ドーナツ屋じゃないんだからー
大佐飛山を出したかったんですが、大サビageって?
大サビ山で見つからないんじゃ、ダメね。
クイズ、これは何処の山の誤認でしょうか?
正解は、佐武流山でした。
「さぶる」でも「さぶりゅう」と言い換えても、ダメでした。
おおみなかみ山も成功
情念にならずに、ちゃんと認識できました
この山の名前読めますか?むかばき山と読むんですが、ちゃんと辞書に登録されているらしく、ひらがな入力でむかばきやまと入れて漢字変換しても、この漢字が出るので、音声でも認識できたのでしょう。
祝子川(ほうりがわ)は、「堀中」、「ふりがな」、「大リーガー」と誤認識の嵐で、全滅でした。
大崩山(おおくえやま=宮崎、大分県境)も奥山と誤認。
『おおくずれやま』と言うと、一見発見されたようですが、これは、中国地方の山でした。