2010.12.25 楢抜山−周助山

【コース】赤沢BS9:20−神社−楢抜山−仁田山峠−ノボット(登戸)−周助山−原市場中学BS13:27
【天 気】晴れ
【報 告】
 今回は、Oregon400tとDakota20の検証山行。ルートはかねてより、行きたかった奥武蔵の楢抜−周助。ここは、ネットで見ても結構報告が上がっていて、低山のわりには手強いと思って行ったが、赤テープがこれでもかと付けられ、ちょっと興ざめしてしまった。また藪漕ぎもほとんど無かった。

 今日は今年一番の冷え込みで、東京でも最低気温が1〜2度との事。飯能の吉野家で牛鍋丼と味噌汁で朝食を取り、8:45のバスで赤沢BSへ。ここで、GPSの電源ON。事前に飯能駅前で衛星を捕捉しておいたため、赤沢BSでは、結構早くアンテナ表示が緑になった。ザックの右肩のショルダーベルトにDakota、左にOregonを付け、両者の条件ができるだけ同じになるようにした。

 トレッキングマップエディターで印刷して行った12,500分の1の地形図(レーシック以降 老眼が顕著になり2万5千じゃ見づらいので、倍に拡大)で、道を探すと、沢の手前に路地がある。民家と民家の間の非常に狭い路地を入る。道は左に曲がっているが、直進すると左奥に鳥居が見えた。右は民家の玄関へ繋がっているようなので、鳥居に向かって左にクランクに折れて空き地の横を通過する。

 鳥居の所では、正月の準備でしめ縄張りをしていた。地元の氏子さんに挨拶をして鳥居をくぐる。その先、ジグザグに登り、神社へ。さらにその奥には、別の神社(秋葉神社)があり、ここでも氏子さん達が、倒木の片づけやお掃除をされていた。秋葉神社からは、左に向かって下って行き、鞍部から赤テープベタベタにつられて登り返す。ここが結構急登で、ひと汗かいた。

 尾根上に出ると立派な踏み跡が続いている。逆コースの場合も、尾根上を末端まで行かない様に、木の枝で通行止めのサインが置かれていて、この赤テープベタベタ道へ下ろさせるように誘導されるようになっていた。

 348mで最初の記録。Oregonでマップのスクリーンショットを取り、続いて衛星の画面を取り、次にDakotaでも同様に、マップ、衛星の画面を取得する。その比較を下記に掲載する。これを見ると、Oregonの方が随分手前にずれている。Oregonの方が先に記録しているので、ディレーが有るのだろうか?また標高のずれがかなりあるが、この画面の標高はGPSによるものか、あるいは高度計によるものなのだろうか?
 また、今まで気付かなかったが、こうやって比較して見ると、地図の拡大の仕方が、OregonとDakotaで違っているようだ。スクリーンショットに表示されているスケールを見ると、Oregonが50mなのに対し、Dakotaは80mになっている。同じ速度で歩いて来ているのに、画面の拡大のアルゴリズムが異なっているようだ。この辺は、画面のドット数の違いによるものなのだろうか。

 奥武蔵近辺では、2万5千図で、経度1分は、約6cm。緯度1分は7.4cm。つまり1/100分のずれは、それぞれ、6(cm)*1/100*250(m)=15m、7.4(cm)*1/100*250(m)=18.5mとなる。OregonとDakotaの比較を示すと、多少のばらつきはあるが、ほとんどは、5/1000分以下なので、両者の違いは9m以内となる。

 348mの先も、両者比較でスクリーンショットを取りながら歩く。(以前Vistaの時は、ノートPC持参でxImageでGPS画面を取得していたが、Oregon、Dakotaは電源SWを押すと、GPS画面が取得できるので良くなった。)
楢抜山手前のピークで、突如岩が現われる。この岩峰は、左手に踏み跡が付いている。この先ひとしきり急登を登ると楢抜山山頂に着いた。

 楢抜山からの下りで鞍部に下りたら、次の30mピークの左が岩壁になっていて、地図で確認すると、確かに岩場のマークがあった。この等高線3本のピークから北へ下って行くが、ここもテープあり迷う事は無い。仁田山峠に下りると車が2台停まっていた。最初は右手(東)へ行って見たが取付きが無い。今度は逆(西)へ行ってみると、奥秩父48号の巡視路があった。(下の写真参照)

 ここを登るとすぐに、飯能アルプス西銀座コースと書かれた板が木に結び付けられていた。この命名者は素晴らしいと感心しながら登ると、巡視路は2又になるが、尾根通しに直登すると鉄塔に出た。鉄塔下で逆コースから来られた3名が休憩していて、『GPS良いですね』と声をかれられた。

 鉄塔からは、道が2本あり、右手の巻き道と、鉄塔後ろの土の壁を登り尾根上を忠実に辿る道があるが、ここは尾根上を辿り、548mのピークもしっかり踏んだ。もう一方の巻き道は548mの東の尾根で合流していた。501mと、その手前の500mの2コブは、ほとんど平坦で気付かず通過。再び林道へ出たら右のカーブミラーの所から下って行く。

 一旦鞍部に下ってから、404mを越え、次のひと登りでノボット(435.8m)へ着く。ここは2万5千図では周助山と書かれているが、山名板では、ノボット(登戸)となっていて、周助山は、その先の383mの方だった。
 周助山からの下りも、尾根を末端まで辿ろうと、最後は尾根の曲がりに合わせて北上したのだが、多くの踏み跡は、右手(東側)へ下っているようだ。末端を北へ行くと沢に下り立ち、最後は背丈程の笹藪をかき分けて廃屋の横を通過。最後は民家の庭先を通らせてもらって舗装路へ出た。ここは、やはり末端まで行かず手前で右折した方が良かった。

 バス停は小川を渡って、バス通りに出たら右に折れて原市場中学の前にある。15分経たずにバスが来て、乗車したら、暖房で温かく、爆睡して駅に着いた。

ピンク:Oregon400t     トラックデータ
赤:Dakota20日本語化  トラックデータ
GPSの地図はベルク(TKA)、下記はカシミール本の地図


348m (N=0.004分、E=0.013分)


すみませんDakotaは、この時NorthUpの設定になってました。

460m (N=0.001分、E=0.008分)



505m (N=0.007分、E=0.026分)



楢抜山 (N=0.004分、E=0.000分)



540m (N=0.000分、E=0.004分)



404m手前の峠 (N=0.003分、E=0.013分)



ノボット(登戸) (N=0.005分、E=0.014分)



周助山 (N=0.001分、E=0.000分)



MarkWaypoint(楢抜山) (N=0.005分、E=0.001分)



周助山 (N=0.001分、E=0.000分)



赤沢の入口はこの路地
左に鳥居が見える
すさのお神社
秋葉神社
赤テープべたべた道


Dakotaはストラップヤのケースに入れて、Oregonはカラビナクリップで。
(実際には、Dakotaはこんなに肩の上では無く、もっと下に下がっていたので、両者の差はあまり無い。)
楢抜手前のピーク。突如、岩が現われる。
楢抜山頂の三角点
楢抜からの下りは急坂。

仁田山峠の林道。右図の右上から下りて来たら左折して林道を西進し、奥秩父線48号の巡視路に入る。

飯能アルプス西銀座コース!命名者に拍手パチパチ!
ここは右の尾根通しを直登すると鉄塔へ

501mから下って再び林道に出たら、カーブミラーの裏から404mに向かって下って行く。
登戸と書いてノボット。
2万5千図では、ここに周助山と書かれているが、山名板はノボットで、周助山は383mの方。

周助山(しゅうずけ)